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「その小童に、むかし一晩だけ旅の途中だった俺の宿の世話を買って出てくれてな

あの日ほどたらふく魚を食った日は無えな」「…………」「ところが、だ」「え?」「その翌日にその小童が弟も連れて浅瀬(あさせ)の海で遊んでたんだが、海に慣れん弟が沖に流されちまって…………それを追った小童は、ちょうど鱶(フカ)に出会してな」「…………!」 男の表情から笑みが消える

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 海の彼方よりも遠くを見る眼差しだった

「小童は死に、弟は喉(のど)を失った」「そ、そんな」「血の匂いに鱶の仲間が集まったところで、どうにか漁師たちの手が間に合った

救助されたが、兄の死体は食い荒らされて引き揚げることも叶わなんだ」「き、気分転換にきつい話です」「聞かなくて良いのかい?」「いいですよ」「まあ、どうせ後で知るだろうが」「…………?」 強い引波にトエルが体勢を崩す

 転倒しかけたその体を、隣から伸びた腕が支えた

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 脇に抱き寄せられる状態に、思わず夜のあの剣を突きつけられた状況を思い出して身を固める

見上げた男は――海を変わらず見つめていた

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 彼の助けを借りて立て直す

「おまえさん、やけに細いな」「し、食が細いので」「軽い波にも揺れるし、足音もいやに小さい

丘の上でも一瞬、ただの稚児(おさなご)かと思ったがね」「…………」 男は小さく嘆息する

 少女を脇に抱えたまま浜まで戻った

 ひょいとトエルを砂浜に放って、自身の身じまいを整える

 砂上でトエルは悔しげな声を漏らした